鮮やかな記憶は 褪せることの無い緑と、絵の具の香り。ここが始まりの場所。始めて描(えが)いた世界。好きな色は鮮やな藍色と、青々としたビリジアンの緑。カラッと爽やかな午前中から、照りつける夏の午後まで。よくもまぁ、飽きずに毎日通ったものだ。画用紙いっぱいに広がる枝葉は、今も変わらずここに在る。大樹は800年も何を見てきたのだろうか。私も変わりながら、変わらずに在れたらいい。 PR